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大原里絵さんの「IRONMAN70.3セントレア常滑ジャパン」チャレンジ

大原里絵さんの「IRONMAN70.3セントレア常滑ジャパン」チャレンジ モデル・大原里絵さん×JapanGiving・湯本優

今年9月に開催されたアイアンマンレース「IRONMAN70.3セントレア常滑ジャパン」へ挑戦し、目標の寄付金額を集め、みごと完走を果たした、モデルの大原里絵さん。
ビューティモデルとして、また子育て中のママとして、多忙な日々を送る大原さんのチャレンジとは?
JapanGiving代表理事・湯本優がうかがいました。

ひとりじゃないという思いが背中を押してくれた

湯本「まずは、お疲れ様でした! もう疲れは取れましたか?」

大原(以下敬称略)「はい。もう次のレースへ向けて練習を始めています(笑)」


湯本「素晴らしいです(笑)。でも、バスケットボールでインターハイ優勝経験があるアスリートの大原さんにとっても、今回のトライアスロンは大きな挑戦だったと思います。チャレンジを決めた理由は何だったんですか?」

大原「趣味のランニングを通して『パラカップ 世界の子供たちに贈るRUN』を開催している森村ゆきさんに会って、その姿勢と一生懸命さに感動したんです。それで、彼女が支援している『サントニーニョ奨学金基金』への寄付を集めることで、彼女の力になりたいと思いました。とにかく、やってみよう!と」

湯本「ジャパンギビングでチャレンジを宣言してみて、周囲の反応などはいかがでしたか?」

大原「ウェブ上で、応援してくれる人の存在が目に見えますよね。まずそれを見て、『もうできないとは言えない』『あと戻りできないんだ』と覚悟が決まりました(笑)。応援コメントが書き込まれるとメールが届くのですぐわかるんですが、それが練習の励みにもなりましたね」

湯本「日々、サポーターからのコメントや寄付金額が増えていくのが見えるから、プレッシャーを感じますよね。でもそれが、チャレンジへのモチベーションにもなる」

大原「そうですね。レース中の苦しいときも、自分はひとりじゃないという思いが常にあって、やめようとは一切思いませんでした。自転車で転倒して、つらくて泣きながら漕いでいたときは、娘の顔も浮かんできて。『ママ、がんばんなよ』って言われてる気がしましたね」

湯本「大原さんは、今までもスポーツによる達成感をたくさん味わってこられたと思うんですが、寄付を集めたことで、何かいつもと違う感覚はありましたか?」

大原「ゴールしたときの安心感も違いましたね。完走できなかったらお金が消えちゃうわけでもないんですけど(笑)。でも、私が完走して笑顔で寄付金を届けることができたら、笑顔で受け取ってもらえて、笑顔で使ってもらえるんじゃないかって。無事ゴールできたときは、本当にほっとしました」

チャレンジを通して、みんなが幸せになれるのがいい!

湯本「チャレンジする前に、『自分の挑戦で寄付を募っていいのか』とか『目標金額を達成できなかったら恥ずかしい』とか、思い悩んだりしませんでしたか?」

大原「私の場合は、周囲にジャパンギビングでのチャレンジ経験者もいたので、それほど不安はありませんでした。でも友達に『一緒にチャレンジしてみない?』って誘ったら、『あなたは有名だから寄付が集まるかもしれないけど…』って断られてしまって」

湯本「僕も最初はそう思ったので、すごくよくわかります。でも実際やってみると、自分のやり方次第なんですよね。サポーターとコミュニケーションを取って、寄付先への思いをきちんと伝えることができれば、反応はどんどん大きくなる」

大原「twitterやブログで、チャレンジについて発信するのもいいですよね。私も目標金額で迷って、最初は控えめに設定したんですけど、サポーターが少しずつ増えていくのがわかって、あとから金額を上げました(笑)」

湯本「金額は決してすべてじゃないんですけど、自分のやる気につながりますよね。さらに、集めたお金で社会にちょっといいことができて、そのいいことに誰もが参加できる。ジャパンギビングのチャレンジは、みんなが幸せになれる仕組みだと思うんです」

大原「自分と、応援してくれるサポーターと、寄付先とが三角形につながって、みんなハッピーになれるんですよね。今回のチャレンジを通して、それを実感しました」

湯本「本来は、まず社会貢献活動を支援したいと思い、『自分ひとりでは限界があるけれど、みんなで協力すれば大きな力になるから』とチャレンジするのが正しい順番なのかもしれません。でも日本は、社会貢献活動や活動団体についての情報がまだ少ない。だからジャパンギビングでは、信頼できる団体を分野別に紹介して、寄付先を選べるようにしているんです」

大原「誰もが『社会のために何かしたい』と思ってはいるんですよね。ただ、その方法を知らないだけ。ジャパンギビングなら、自分でチャレンジはできないという人も、チャレンジャーを応援するだけで社会貢献ができますよね」

湯本「そうなんです。今回も、大原さんのチャレンジによって、寄付先である『サントニーニョ奨学金基金』のことを知った人がたくさんいます。ひとりの小さなチャレンジでも、その影響は大きく広がっていくんです」

スポーツを、社会をよりよくするための力に

湯本「しかし、もう次のレースのことを考えているのはすごいですよ(笑)」

大原「子どもの頃からずっとやってきたスポーツは、私にとって自分らしく前向きに生きるために必要な手段のひとつかもしれません。スポーツには、かならずゴールがありますし。大人になると、生活にも仕事にも、なかなかわかりやすいゴールがないじゃないですか」

湯本「そうなんですよね。スポーツは勝負がはっきりつくし、結果はすべて自分の責任ですからね。仕事だと、『自分はがんばったのに…』ということもあって」

大原「そうそう!」

湯本「ジャパンギビングのシステムが生まれたイギリスでは、チャレンジを通して年間280億円もの寄付金が集まって、社会をよりよくするための力になっています。日本にも、ランをはじめスポーツを楽しむ人はたくさんいるし、大会も増えている。日本でもチャレンジしてくれる人がもっと増えるように、僕たちもがんばります」

大原「本当に、みんなどんどんチャレンジ宣言したらいいのに! 宣言すると、がんばらないわけにいかなくなりますから、いいですよ(笑)」

湯本「目標は、もちろんトライアスロンじゃなくても、ダイエットでも何でもいいんです。自分の挑戦が社会の役に立つということを、日々何かに挑戦されているすべての人に知ってほしいですね」

大原「そして、一度体験すると、またチャレンジしたくなりますから。私も目標にしているレースがあるので、しっかり準備して、またチャレンジしたいと思ってます!」

大原 里絵

1977年生まれ。多くのメイクアップアーティストからの支持を集め、ビューティモデルとして女性誌や広告を中心に活躍。バスケットボールでインターハイ優勝経験もあるアスリートで、趣味はランニングとトライアスロン。2008年東京マラソンは3時間27分で完走。一児の母でもある。

大原 里絵

(クレジット)
文・柏木亜衣