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森野旧薬園を拓いた森野初代藤助賽郭の偉業を称え、後世に残した資源の有効活用につなげたい!

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目標の寄付金額は390,000円に設定されています。
このNPO活動は、2016年07月12日に目標を達成しています。


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  • 薬草(生薬)は、人が健やかに暮らすために必要なものであり、人を幸せにするものです。薬草を誰よりも大切にした森野藤助の想いや活動を250年記念講演会を通じて広く紹介し、「知る、考える、創る」で地域の活性化を図りましょう!!

    【森野藤助没後250年記念講演会 ~ 藤助 未来へのメッセージ ~】を奈良と東京で開催
     ◆日時: 2017年1月18日(水)
      会場:東大寺総合文化センター(金鐘ホール) 奈良市水門町100
      講師:髙橋京子氏(大阪大学准教授)ほか
      その他:パネル展示、奈良県産の薬草を使った商品など
     ◆日時:2017年1月28日(土)
      会場:奈良まほろば館2階 東京都中央区日本橋室町1-6-2
      講師:髙橋京子氏(大阪大学准教授)
      その他:パネル展示、奈良県産の薬草を使った商品など
     この記念講演会は、皆さんからの寄付の額によって内容が変わります。
     今回、39万円集まれば、奈良と東京で記念講演会が開催できます。
     しかし、私たちが目指している記念講演会を、250年記念に相応しい講演会とするため、寄付額は90万円を目指しています。盛大な講演会とすることで薬草(生薬)の重要性をアピールし、地域の活性化を図りましょう。

    薬務課のマスコットのドラジィ(Dru_G)が森野旧薬園を案内

    「森野初代藤助賽郭」と「森野旧薬園」について             ☆大和・大宇陀『森野旧薬園』から発信する生薬国産化のキーテクノロジー ~森野藤助賽郭の偉業を称え、後世に残した資源の有効活用につなぐ~

     森野旧薬園(奈良県宇陀市:旧薬園, Fig.1)は、現存する日本最古の私設植物園です。1729年に森野初代藤助通貞(号:賽郭、1690~1767)により創始され、八代将軍徳川吉宗が推進した薬種国産化政策の一端を担いました。賽郭以降、子孫代々藤助を名乗り、初代の志を継いで家業の葛粉製造と薬園の維持・拡充に努力してきました。明治以降の近代化によって伝統的な和漢薬が衰退し、薬園が途絶する流れに抗し、旧薬園は森野家の努力により維持された稀有な存在であり、1926年(大正15)に国の史跡指定を受けています。それは生薬殖産の象徴であり、地域の宝として住民と地域を繋ぐ力でもあります。即ち、賽郭の薬草栽培への理念と現存する森野旧薬園には、生物多様性の保全と国産化の実践による生薬安定確保という極めて現代的かつ普遍的な課題と対策が内包されるのです。

    Fig.1 森野旧薬園の現況

    ☆生薬の大切さを知ってほしい

     現在に伝わる生薬は人類が外傷や疾病と戦ってきた長い歴史の中で蓄積してきた知識の集大成であり、薬物文化と言い換えることができます。それらは独自文化の中で長年の経験をもとに、気候風土、食生活およびその民族の体質などに適した形となって受け継がれてきました。大和地方(奈良県)は、日本最古の朝廷が置かれた地で、中国医学の伝来後、薬草採集や栽培など生薬と深い関わりを有しています。特に、大宇陀は推古天皇が薬猟に訪れ、近世には様々な薬問屋が軒を連ねた薬の街として発展しました(Fig.2)。歴史的要因だけでなく、地形や気候風土など環境要因から、享保年間以前にすでに薬草栽培が始まっており、薬用作物の先進地でした。生薬は現代医療の第一線で用いられる医薬品であると共に、先人たちの歴史的な努力の中で育まれてきた文化的財産なのです。

    Fig.2 大和大宇陀紀行

    ☆賽郭の偉業とは

     旧薬園の創始者賽郭は、森野家十代目当主として1690年(元禄3)に生まれました。賽郭は、若い頃から植物を愛好し、独学で薬草の研究をしていましたが、将軍吉宗の命により幕府採薬使・植村左平次が調査に訪れた際、御薬草見習いとして出仕し、以後左平次が実施した多くの採薬調査に協力しました。その功により幕府から貴重な外国産薬用植物(漢種・唐種など)の種苗を下賜され、自宅内薬園で薬種育成や野生種の栽培化に尽力しました。本草学や博物学など各方面の専門家との交流を通じ、生薬鑑別や栽培技術の工夫に努めました。晩年、賽郭は薬園内に桃岳庵をつくり、薬園を見守りながら、彩色植物図譜 松山本草 (全10巻)を完成させました。(Fig.3 – A,B,C)

    Fig.3 森野藤助通貞賽郭の一生と松山本草

    ☆賽郭真写「松山本草」と生薬栽培の伝統

     松山本草は260年間、門外不出の森野家家宝で、その存在は一部の研究者以外あまり知られていませんでした。大阪大学総合学術博物館・髙橋京子准教授は森野家の協力で初めて全巻電子化し、2014年影印版として一般公開しました。本書は、10巻から成り、植物だけでなく動物を含む彩色された1003種の生物が収載され、植物体は地下部の薬用部位まで精密に描写されています。賽郭が1729-40年間に幕府から下賜された外国産薬種は30種以上に及びます。1735年拝領の中国産防風の基原種は、中国東北部からモンゴルに自生するセリ科ボウフウの根及び根茎で、草下巻3頁に描かれています。輸入種導入から藤助防風として今に至る特筆すべき薬種で、現在、日本で栽培されている種子は、まさに旧薬園で継代栽培されていたものです。(Fig.3–D)
     当帰も中国渡来種ですが、現在、基原植物は日中間で異なります。中国はカラトウキですが、日本のトウキは大深当帰を指し、野生種ミヤマトウキが栽培化されたものとされ、大和当帰として流通しました。細い根を馬尾状につける大和当帰の品質は芽クリなど伝統的栽培技術で育成・開発されてきました。(Fig.3-E)

    ☆森野旧薬園の生薬資源

     森野家は450年間葛粉の製造(吉野本葛)を生業として現在に至ります(Fig.4)。二代目藤助武貞は、幕府からカタクリの専売権を取得し、三代目藤助好徳は、家則十二カ条を定め、子々孫々まで父祖の業を伝えるべく研鑽を続けました。1800年頃には宇陀松山町の薬種屋の地位を築き、幕府の薬種御用として繁栄しました。五代目藤助繁通は賽郭以降歴代藤助により保存されていた150-270年前の植物体の一部を腊葉として草木葉譜2巻を編纂しました。その序文には本草学者 山本錫夫榕室の選と朱書きの植物同定の校正箇所があり、当時の栽培/自生植物を現在に伝える貴重資料です。明治維新後は、西洋薬の輸入により和漢薬種の需要は減少し、旧薬園は衰退を余儀なくされましたが、開園以来連綿と守ってきた薬草の育種・育苗・栽培は継承され、薬草は数十種現存し、珍木希少木もあります。旧薬園は数百年の時を経てなお大和の地に旧態を残す薬草のタイムカプセルなのです。

    Fig.4 森野家の系譜

    ☆地域文化力と6次産業化の融合 ~ 奈良県の独自性を地域活性化に

     「生薬自給率向上と6次産業化」の観点から、薬用植物生産の課題は山積しています。まず、国内でどういう薬用植物・生薬が求められているかといったニーズ解析です。
     次に、育種家・篤農家の技術継承です。伝統的な国産生薬の生産者が守る種と栽培のノウハウをきちんと次世代に継承しなければなりません。薬用作物の国産化を進めるためには次世代の生産者を育成し、国内品種を育成し、栽培技術の研究とマニュアル化を進めていく必要があります。これらは農業にも共通する重要なポイントです。さらに国産生薬のサプライチェーン、流通過程を整備していくことです。さらに、効果的な生産者の育成のためには、生産物の価格補填といった政策的支援も必要です。最後は技術開発での学際的融合です。医薬学、農学・農業経済学、理学などの各専門家がタッグを組んで研究開発を進める必要があります。
     課題が多い薬用植物ですが、薬用植物を用いた6次産業化を進めることで、より高い付加価値を得る可能性も残っています。たとえば、食品としての用途開発、薬膳メニューの開発、観光事業との連携、契約栽培による安定生産などです。Fig.5に、わが奈良県が取り組む大和当帰の有効活用を示します。飲料、スパイス、香粧品など多様です。これらの6次産業化を進めるためには、関係者が集まってコンソーシアムを形成し効果的に進めることが重要です。

    Fig.5 大和当帰の有効活用~栽培・収穫から製品開発へ

    ☆歴代藤助らの暗黙知を有効活用につなぐ

    【コメント:大阪大学総合学術博物館 資料基礎研究系准教授 髙橋京子】
    歴代森野藤助らの偉業は、伝統殖産として確立された薬用植物栽培や生薬修治法、異地植物の導入帰化、野草の家栽化、引種栽培等、篤農家による栽培技術の暗黙知は地域特産化に繋がる温故知新の情報源です。彼らが貫いた薬草栽培への理念とその実践力を解析できる薬用資源の実体的資料が史蹟・森野旧薬園なのです。江戸期、実際に栽培や自生していた有用植物の姿は、人と自然との共生関係によって成立した生物多様性の現況が分析できます。つまり、生薬遺産と旧薬園の自然遺産が現存することで、日本で開発・進化してきた生薬と篤農技術の独自性を明確にでき、国際標準化や資源ナショナリズムを見据えた中国医学との差別化を可能にすると考えます。

    【文献】(本HP作成にあたり、転載並びに引用した文献は下記です。)
    1. 髙橋京子・森野燾子、大阪大学総合学術博物館叢書7 森野旧薬園と松山本草:薬
      草のタイムカプセル(総頁:91)、大阪大学出版会、大阪(2012)
    2. 髙橋京子、森野藤助賽郭真写『松山本草』:森野旧薬園から学ぶ生物多様性の原
     点と実践(総頁:572)、阪大出版会、大阪 (2014年度刊行)[科学研究費補助金(研
      究成果公開促進費)学術図書採択]
    3. 髙橋京子、小山鐵夫編著、漢方今昔物語 生薬国産化のキーテクノロジー、温故
      知新:江戸享保期の薬草政策と森野旧薬園(23~40頁)、阪大出版会、(総
      頁:92)、2015
    4. 髙橋京子、大和・大宇陀「森野旧薬園」の生薬資源:環境社会学的意義、生物工
      学会誌 92、335-339、2014
    5. 髙橋京子、薬用植物園紹介リレー 国指定文化財史蹟 森野旧薬園、薬用植物栽
      培研究
    6. 髙橋京子、日本の生薬国産化と森野旧薬園、日本小児東洋医学会誌
    7. 髙橋京子、温故知新:森野旧薬園から学ぶ生薬国産化、LIXIL BOOKLET 「薬草
      の博物誌:森野旧薬園と江戸の植物図譜」頁30-32、LIXIL出版、2015
    8. 村田路人、髙橋京子 監修、松永和浩・東野将伸・清水香穂・髙浦(島田)佳代子 
      編集、大和国宇陀郡松山町 森野家文書―成巻文書―森野吉野葛本舗・森野旧薬
      園伝来史料―、大阪大学適塾記念センター発行、2016

    予算使途の内訳

    講師謝金、旅費、印刷製本費、通信費、会場使用料など

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    寄付先の団体情報

    奈良県医療政策部薬務課

    http://nara2016.japangiving.jp/

    奈良県庁における薬に関する業務を所管する部署で、医薬品等の品質・有効性・安全性の確保と適正な流通に係る許認可及び監視指導等を行うほか、薬業振興も行っています。

    この団体は寄付金控除対象団体です。
    領収書の発行依頼は こちらから。

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    ※寄付は500円からできます。

    3,000寄付によるギフト

    入場券と松山本草の絵はがき等のオリジナルセット

    □森野旧薬園入場券1枚と松山本草の絵はがき
    □県産生薬を使用した商品などのオリジナルセット(商品一覧からお好きな2品をお届けします)
    □記念講演会のレジメへのお名前の掲載(任意)
    ※ギフトは、1月18日(土)の記念講演会の際にプレゼント、若しくは、講演会後14日以内に配送予定。
    ※また、寄付成立後に商品一覧をメールにより送付し2品選択いただきます。

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    配送予定日 : 14日以内にお届けする予定です

    配送可能地域 : 国内のみ配送可能

    購入可能期間 : 2016/07/01 09:00 ~ 2016/07/22 10:05

    6,000寄付によるギフト

    入場券と松山本草の絵はがき等のオリジナルセット

    □森野旧薬園入場券1枚と松山本草の絵はがき
    □県産生薬を使用した商品などのオリジナルセット(商品一覧からお好きな2品をお届けします)
    □記念講演会のレジメへのお名前の掲載(任意)
    ※ギフトは、1月18日(土)の記念講演会の際にプレゼント、若しくは、講演会後14日以内に配送予定。
    ※また、寄付成立後に商品一覧をメールにより送付し2品選択いただきます。

    現在の寄付人数 : 5

    配送予定日 : 14日以内にお届けする予定です

    配送可能地域 : 国内のみ配送可能

    購入可能期間 : 2016/07/01 09:00 ~ 2016/07/22 10:05

    9,000寄付によるギフト

    入場券と絵はがき等のオリジナルセット+広告権+ブース展示権

    □森野旧薬園入場券1枚と松山本草の絵はがき
    □県産生薬を使用した商品などのオリジナルセット(商品一覧からお好きな2品をお届けします)
    □記念講演会のレジメへの広告掲載(任意)
    □記念講演会でのブース展示(任意)
    ※ギフトは、1月18日(土)の記念講演会の際にプレゼント、若しくは、講演会後14日以内に配送予定。
    ※また、寄付成立後に商品一覧をメールにより送付し2品選択いただきます。
    ※レジメ広告は、希望者のみとし、サイズはA6版(A4版の4分の1)
    ※ブース展示は、机1台分のスペースを提供(医薬品販売を希望する場合は、別途、許可とそれに係る経費が必要)

    現在の寄付人数 : 8

    配送予定日 : 14日以内にお届けする予定です

    配送可能地域 : 国内のみ配送可能

    購入可能期間 : 2016/07/01 09:00 ~ 2016/07/22 10:05

    18,000寄付によるギフト

    入場券と絵はがき等のオリジナルセット+広告権+ブース展示権

    □森野旧薬園入場券1枚と松山本草の絵はがき
    □県産生薬を使用した商品などのオリジナルセット(商品一覧からお好きな2品をお届けします)
    □記念講演会のレジメへの広告掲載(任意)
    □記念講演会でのブース展示(任意)
    ※ギフトは、1月18日(土)の記念講演会の際にプレゼント、若しくは、講演会後14日以内に配送予定。
    ※また、寄付成立後に商品一覧をメールにより送付し2品選択いただきます。
    ※レジメ広告は、希望者のみとし、サイズはA5版以上(金額によってサイズが大きくなります)
    ※ブース展示は、机1台分のスペースを提供(医薬品販売を希望する場合は、別途、許可とそれに係る経費が必要)

    現在の寄付人数 : 9

    配送予定日 : 14日以内にお届けする予定です

    配送可能地域 : 国内のみ配送可能

    購入可能期間 : 2016/07/01 09:00 ~ 2016/07/22 10:05