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熊本地震の被災者支援を実施します―緊急募金のお願い―

熊本地震:医師による健康チェックの活動を支援

2016 年 05 月 06 日 09:10

難民を助ける会
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東日本大震災の緊急支援でAARの巡回診療チームを率いてくださった、医師の安田敏明先生(宮城県)が、このゴールデンウィークの4日間、熊本を訪問し、高齢者や障がい者の施設などで健康チェックをしています。
災害時には行政や医療機関などによる医療支援が行われており、避難所では救護所も用意されています。しかし指定の避難所でない施設だったり、これくらいの症状で医療機関に行くのも気が引ける、ということも少なくありません。
初日の5月1日、まず向かったのは、菊池郡大津町にある住宅型高齢者介護施設の「ゆう・あい」です。震災で屋根は瓦が落ちて穴があき、部屋の中も倒れた家具や物でめちゃくちゃに。AARも間仕切りや衛生用品などを支援し、応急の片付けも済んで入居者が戻ってきましたが、ここに避難者も受け入れているため、人手が足りず、施設の方たちは休む間もなく奔走しておられます。入居者の男性の褥瘡が気になっていたところ、安田先生の訪問の話を聞き、診てほしいとAARに声がかかりました。

「先生が診てくれる。それだけで本当に安心するんです」

安田先生は、男性の最近の様子などを確認しながら、体を丁寧に見ていきます。「心配いりませんよ」の声に、男性も施設の方も、ほおっと胸をなでおろしました。いまの状態や、普段どう気を付けたらよいのかなど、先生の説明を笑顔で聞いておられました。
次いで、廊下をはさんだリビングルームに向かい、くつろいでらっしゃる入居者の方々に順番に声をかけていきます。「お体の具合はいかがですか?」。92歳の女性は、「私は自分で歩けるし、頭もしっかりしてるし、ごはんもしっかり食べられる。元気ですよ!」と笑顔で答えます。それでは念のため、と、血圧を測ったり触診をしたりしたうえで「うん、大丈夫ですね」と先生が太鼓判を押すと、女性はますます顔をほころばせます。

「今回の地震で、みんな本当に怖い思いをしました。今も不安なんです。だから先生がこうして診に来てくれるのは本当にありがたいです」と、施設長の板野美佐子さんは言います。「お医者の先生が、話を聞いて、触診してくれて、大丈夫ですよ、と言ってくれる。それで入居者の方は本当に安心するんです」。診てもらった入居者の方たちがどんどん笑顔になっていくのを見て、板野施設長もとてもうれしそうです。
増えた利用者の対応や片付けなどで、震災以来ほとんど休んでいないという施設長ですが、他にもっと大変な人がいるのだからと、支援のお話も遠慮がちです。同じことを、多くの被災者の方がおっしゃいます。何度か足を運んで話を伺っていくうちに、ようやく「実は...」と悩みを打ち明けてくださる方は少なくありません。引き続き、丁寧にお話を伺って、活動を続けてまいります。
「大丈夫ですよ」。安田敏明医師(左)の言葉に、褥瘡に悩んでいた入居者の方も施設の方も、安堵の笑顔がこぼれました(2016年5月1日)

「大丈夫ですよ」。安田敏明医師(左)の言葉に、褥瘡に悩んでいた入居者の方も施設の方も、安堵の笑顔がこぼれました(2016年5月1日)

「遠くからわざわざ来てくれて、本当にありがとうございます」みんなが顔をほころばせます(2016年5月1日)

「遠くからわざわざ来てくれて、本当にありがとうございます」みんなが顔をほころばせます(2016年5月1日)

屋根瓦の落ちた「ゆう・あい」の建物。ビニールシートで応急処置をしています(2016年5月1日)

屋根瓦の落ちた「ゆう・あい」の建物。ビニールシートで応急処置をしています(2016年5月1日)