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奈良県の1000件を超える国宝・重要文化財が学べるデジタルブックを作りたい!

『楽しく学べる ならの文化財』8
「世界遺産の数が日本一の県、奈良県」-世界に誇る地域の文化財-(後編)

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新しいデジタルブックの作成を目指した新企画『楽しく学べる ならの文化財』です。
第8回は、改訂に向けた新しい内容として、奈良県の世界遺産を紹介します。今回は後編です。(活動報告の字数制限のため、2度に分けて報告しています。)

奈良県の世界遺産にはどんな価値があるのか

 奈良県には「古都奈良の文化財」、「法隆寺地域の仏教建造物」、「紀伊山地の霊場と参詣道」の3件の世界遺産があり、件数では日本一です。世界遺産は、国宝や重要文化財など、その国の法律によって保護されている必要があり、文化財の多い奈良県に世界遺産が多いのです。
 また、世界遺産は不動産であることが必要です。例えば、東大寺の大仏殿や法隆寺の五重塔など、その場所から動かせないものです。そうなると、動かすことができる仏像は国宝でも世界遺産にならないのです。
 さらに、世界遺産に登録されるには、10個ある登録基準を1つでも満たす必要があります。そのうち、文化遺産に関わるものは、次の6つです。
(ⅰ)人類の創造的資質を表す傑作である
(ⅱ)ある期間、建築物や技術、景観設計の発展等に重要な影響を与えたもの
(ⅲ)文化的伝統や文明に関する独特な、あるいは稀な証拠を示すもの
(ⅳ)人類の歴史の重要な段階を物語る建築様式や景観である
(ⅴ)ある文化を特徴づけるような、伝統的集落や土地利用の優れた例である
(ⅵ)出来事や伝統、思想、信仰、芸術的作品、文学的作品等と関連があるもの
 「古都奈良の文化財」は(ⅱ)(ⅲ)(ⅳ)(ⅵ)、「法隆寺地域の仏教建造物」は(ⅰ)(ⅱ)(ⅳ)(ⅵ)、「紀伊山地の霊場と参詣道」は、(ⅱ)(ⅲ)(ⅳ)(ⅵ)が、登録基準です。そのうち、(ⅱ)(ⅳ)(ⅵ)が3件に共通します。注目されるのは、(ⅱ)と(ⅳ)が建造物や建築様式に関わる基準であることです。これは、奈良県に不動産である文化財建造物が多いことをあらわしています。そして(ⅵ)は、奈良時代の文化、飛鳥時代の木造建造物、山岳信仰と参詣の習慣など、それぞれの物件が文化的伝統や信仰と関連することを示しています。
 このように、奈良県の世界遺産は、多くの文化的建造物とそれに関連する伝統文化が評価されているのです。

現存する世界最大の木造建造物「東大寺金堂(大仏殿)」

現存する世界最古の木造建築物群「法隆寺西院伽藍」

大峰奥駈道と修験道(吉野)「紀伊山地の霊場と参詣道」