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奈良県の1000件を超える国宝・重要文化財が学べるデジタルブックを作りたい!

『楽しく学べる ならの文化財』11 「特集⑪ 奈良の城」-奈良の戦国時代の名残-(前編)

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新しいデジタルブックの作成を目指した新企画『楽しく学べる ならの文化財』です。
第11回は、『奈良の遺跡&史跡案内』の特集⑪を改訂する内容として、奈良県にある城跡について紹介します。今回は前編です。(活動報告の字数制限のため、2度に分けて報告します。)

古代だけじゃない!奈良の城を知って中世に思いを巡らそう!

 古代の首都だった奈良。時代が移り変わり、都が遷っても、大和や和泉、紀伊の中心として、数多くの城が建てられ、数多くの武将たちがこの地を行き来しました。今も残る城跡をたどれば、そんな武将たちがみた風景とともに、新しい奈良の魅力が見えてくるでしょう。

「大和郡山城跡」
1580年、筒井順慶(つついじゅんけい)が建てた郡山城は、大和郡山のシンボル。一時期、大和、和泉、紀伊三カ国100万石の領主として、豊臣秀吉の弟・秀長(ひでなが)が城主になった。現在は追手門、東隅櫓、多聞櫓などが復元されている。(大和郡山市)

「柳本陣屋跡」
織田信長の弟・有楽斎長益(うらくさいながます)の子・尚長(なおなが)が、1645年に柳本藩をつくり、陣屋を構えた。現在は柳本小学校の敷地に石垣の一部が残っているだけだが、御殿は橿原神宮内に移築され「文華殿」として今も利用されている。(天理市)

「貝吹山(かいぶきやま)城跡」
1185年、宇野親家(うのちかいえ)が貝吹山の山頂に築いた城跡。城に何か起こったときには、三尺五寸(約1m)もある大きなホラ貝を吹き鳴らして一族を集め、備えを固めたことから「貝吹山」とよばれたという。(高取町)

「筒井城跡」
室町時代から戦国時代まで大和の政治の中心的存在だった筒井氏の城跡。1430年から、七代目の筒井順慶が織田信長の命で大和郡山城に移る1580年の150年間、筒井氏はここで大和を治めていた。(大和郡山市)

「柳生(やぎゅう)の陣屋」
柳生宗矩(むねのり)が1642年に建てた陣屋跡。柳生新陰流二代目の宗矩は、1621年、徳川将軍家剣道指南役に選ばれたほどの剣の達人だった。現在は、石碑の他、石垣や井戸跡地などが残っている。(奈良市)

 このように、奈良の城跡を簡単に紹介するだけで、戦国時代を中心に活躍した武将の名前があがってきます。その時代も古くは鎌倉時代から江戸時代まで、幅広いことも分かるでしょう。(後編へ続く。)

『奈良の遺跡&史跡案内』98ページ

99ページ「城跡の紹介と嶋左近」