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日本・タイのアーティストが、政治と個の相克をテーマにバンコクで国際共同制作を行います|演劇

弔いの作法とナショナリズムについて

2017 年 03 月 17 日 10:14

一般社団法人shelf
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何度か言及して来ていますが、今回の日タイ国際共同制作作品のメインモチーフはソフォクレスの「アンティゴネ」とル=グウインの「左利きの卒業式祝辞」です。そして「Antigone/border-line」の演出コンセプトは、一言でいえば、①人は人の社会を統治できるのか? ②弔いの作法(の集団での共有)について、の二点です。

バンコク入りして6日間、リハーサル開始4日間が経ちました

「Antigone/boreder-line」の演出コンセプトは、一言でいえば、①人は人の社会を統治できるのか? ②弔いの作法(の集団での共有)について、の二点です。

① 果たして誰が、この複雑化した人間の社会、国家、または集団を統治することができ得るのか?

過剰な広がりを見せる"ポピュリズム"と国家の枠組みを超えて活動の幅を広げる多国籍企業を中心とした "グローバリズム"の席巻するこの時代、私たちのコミュニティベースで培われて来たすべてのルールがほぼ破壊されたこの世界で、いったい誰が正しく、統治者になることが出来るか。

② 弔いの儀式や喪服の方法について
私たちはこの作品制作を通じて、”死者”について再考したい。死者を想うことは即ち、 連綿と続く命の連なりの中で、"私たちが今どこに立っているのか?" "わたしたちはいったいどちらに向かうべきか?“ を考え模索するための唯一且つ最も正しい方法である、と私は考えています。

それは僕にとって、真の意味での「ナショナリズム」を今、改めて考えるということのである。「ナショナリズム」といってしかしそれは下記のような一般に流布している”不寛容”な言葉での意味でのそれではありません。

「自分たちの国の文化と利益は、他のどの国よりも優れているし尊ばれなければならないという教え」

「すべての国家はそれぞれ自らの目標を達成するため、独立して行動すべきであるという原理」

私は、今回の作品の制作・上演を通じて「ナショナリズム」に新しい意味を加えることを企図しています。人々を結び付ける方法、新たな連帯(solidarity)を生み出す方法を求めています。個々人が衆愚とならず孤独(solitariness)を選ぶ、ということでもあるかも知れないとも思っています。

劇場下見

劇場下見

最初の劇場ミーティング

稽古風景

稽古風景

稽古風景

稽古風景

セットデザインの打合せ

宿泊先のホテル

共同生活をしています

ホテルの窓からの景色

部屋に洗濯機があるのがとても助かる