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歴史ある奈良の伝統の祭りと芸能の貴重な映像を未来に残したい!

「大柳生の太鼓踊り」の映像サンプルをアップしました。

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VHSの映像を短縮したものです

 大柳生町は奈良市の東部山間地域に位置する。いわゆる山間の小盆地村落で、周囲の山側へ放射状に水田が段々状に広がっている。その中心に氏神の夜支布山口神社がある。
 氏子は泉垣内を除く七垣内で構成されており、数え十五歳になると男子は「座入り」をする。座の長老衆は「二十人衆」とよばれ、座順(年長順)に従って毎年一人ずつが交代でトウヤ(当屋)となる。トウヤが廻ってくると、「廻り明神」とよばれる御神体である黒箱を太い真竹で組んだ屋形に納め、自宅座敷の鴨居の上に一年間安置する。太鼓踊りはこの「廻り明神」とよばれるトウヤに対して、盆の夏祭りに奉納するものである。
 踊り子は背中に大きなシナイ(幣)を負い、鞨鼓(締太鼓)を胸につける。大太鼓打ちはゴヘイ(御幣)を背負う。現在の演目は、上出垣内の「大じゅんやく」、塔坂垣内の「忍び踊り」、西垣内の「屋敷踊り」の三曲である。踊り子の若者が歌にあわせて、上下に飛びながら胸の締太鼓を打ち鳴らし、左右に体を揺り動かす。
 県北部で太鼓踊りと通称されて伝承されている風流踊りは、おもに村落共同体によって、中世末期から近世より伝承されてきた雨乞いの踊りであるが、大柳生の太鼓踊りは盆の時期にトウヤの「廻り明神」に奉納するための踊りとして定着したものである。
 現在、大柳生の太鼓踊りは、平成二十四年八月の踊りをもって一旦休止している。平成十九年の統合以降に固定した三曲以外の演目の伝承活動や記録保存など課題も多いが、現在は地元の中学校でも保存会による講習も行われており、再び再開されることを願いたい。