JapanGiving > NPO活動を支援する > 生きづらさを抱えた子どもたちに屋内外の居...
  • 子ども
  • 障がい・介護
  • 人権
  •  

生きづらさを抱えた子どもたちに屋内外の居場所を参加費無料で提供

  • お気に入りに登録
    マイページに追加され、
    NPOからメッセージが届きます。
  • 下方のHTMLコードをコピーして、あなたのWebサイトやブログに用途に あわせて様々な形のプロジェクト概要を表示して応援しよう!

18

  • JAPANGIVINGの情報をフォローしよう!
  • いくらあれば何ができるか

    1万円でこれができますというような活動ではありません。
    でも、活動が継続できれば、それだけ生きづらさを抱えた子どもたちと出会うことができます。
    やってあげられるのは、何気ない日常を重ねるということだけでしかありませんが。
    それでも、いつかその先に希望が訪れると信じています。

    ■プロローグ-少年からの電話

     「どうしよう。お母さんが死んじゃうよぉ」。
     生まれながらに母子家庭に育つ中学生のS君が携帯電話の先で泣きじゃくる。
     「落ち着いて。救急車、呼べるか?」
     「できる」
     「たっちゃん(NPO代表の呼称)もすぐに行くから」

     翌朝、S君の母は息を引き取った。
     参列した葬儀は小さな葬儀だった。
     S君の学校関係者と御親戚、そして「ゆめ・まち・ねっと」の仲間、地域の民生委員ほか数名。
     5年前、S君の母が初対面の僕らに最初に伝えた言葉を思い返す。
     「私はもう十何年も近所の人と口を利いたことがありません」

     葬儀が終わり帰路に着きかけた「ゆめ・まち・ねっと」代表夫婦に御親戚の方々が声を掛けてきた。
     「渡部さんですか。実は親戚一同、誰もS君の存在を知らなかったのです。先ほど民生委員さんからそんなS君をもう何年もお二人が面倒見てくれていると聞きまして。ありがとうございます」。

    ■子どもたちに提供している居場所

     「NPO法人ゆめ・まち・ねっと」は2004年、代表が16年余勤めた静岡県庁を中途退職し設立。
     専従活動者は代表とその妻のみの小さな市民活動団体です。
     子どもの居場所づくりとして、「冒険遊び場たごっこパーク」と「子どものたまり場おもしろ荘」の運営をしています。

     「冒険遊び場たごっこパーク」は、名前の由来の田子の浦港にほど近い公園と川で週末に開催。
     公園では木登り、泥遊び、廃材工作をし、焚き火で餅や芋を焼き空腹を満たします。
     川では高い土手から豪快に飛び込み、魚を釣り、カニを捕まえます。
     時には鰻を捕まえ、焚き火で焼いて食べることもあります。
     
     平日は学校帰りに立ち寄れる居場所をと、当初は自宅を「たごっこはうす」と称し、地域の子どもたちに開放。
     2011年からは、旧東海道沿いの空き店舗を活用し「子どものたまり場おもしろ荘」を開設。
     トランプやオセロをし、マンガを読み、仲間と卓球をします。
     駄菓子やジュースを買い求めたり、台所でラーメンを作ったりすることもできます。

    ■既存の支援からこぼれ落ちる子どもたちに寄り添いたい

    市民生活に必要な支援はこれまで「地域」「政府・自治体」「市場(営利目的の民間)」が提供してきました。
     「子育て支援」では、 「地域」に家族、ご近所、子供会やPTAなどがあります。
     「政府・自治体」には、学校、児童館、図書館、子育て支援センター等があります。
     「市場」では、学習塾やそろばん、習字、ピアノ、英会話等の習い事が代表格。
     でも、児童虐待は増加の一途、小中学生の不登校は12万人、高校生の不登校・中退は11万人。
     未成年の自殺は毎日1~2人。虐待死は年間100人。
     「地域」は無縁社会化しています。
     「政府・自治体」は予算・人員削減で、専門性が薄れています。
     「市場」は親の収入や意識に左右されます。
     こうして、「地域」「政府・自治体」「市場」から充分な支援を受けられない子どもたちが出てきました。
     そうした子どもたちは、生きづらさを抱えながら、懸命に日々を送らなければならない環境にあります。
     そうした子どもたちと何気ない日常を重ね、寄り添いたいのです。

    ■Aちゃんとの日常

     小学4年生のAちゃんは「冒険遊び場たごっこパーク」に来るなり、ペンキ塗り作業中のスタッフところへきて「一緒に塗りたい」と言いました。
     大半の子は初めて来ると戸惑う時間があるのに、屈託のない笑顔ですっと寄ってきました。
     初対面のスタッフに母子家庭であることや親の離婚は不倫が原因であること、父親の背中には龍の絵が描いてあったことなどを、やはり屈託のない調子で矢継ぎ早に話しました。
     足繁く遊びに来るようになったAちゃんは、天真爛漫という言葉がぴったりの遊びっぷりを見せてくれた。
     でも、中学生になると、徐々に服装が派手になり、髪は金色になり、眉毛がなくなりました。
     そして、「冒険遊び場たごっこパーク」で夕暮れどきに辛さを吐き出すようになりました。
     「○○(教師の名前)のせいで行けなくなったのに、学校へ来いとか言うんだよね」
     「お母さんさ、育てるのが嫌だったら、生まなきゃ良かったのに…」。
     子どもたちのそうしたつぶやきにただただ耳を傾けるのみです。

    ■Cくんとの日常

     Cくんは「冒険遊び場」なのに、公園のトイレ前に正座し、小石を積み上げていたり、水道水を指で潰し噴霧させていつまでも眺めていたりする子でした。
     それでも徐々にCくんとの距離は縮まっていきました。
     工作が好きなCくんに「すごいの作ったね」と声を掛けると、嬉しそうに、「○○というアニメの主人公がさ…(中略)…□□と戦うときに…(中略)…これはテレビ版ではなく、映画版なんだけどさ…(中略)…△△って武器を作ったんだ」と教えてくれました。
     そんなCくんも中学生になると、時間が守れない、課題が提出できない、授業中に寝てしまう…といったことが問題視されるようになりました。
     Cくんが暗い顔をして「おもしろ荘」へやってきたある晩。
     「オレ、もうダメ。最近、こんなことばっか考える」と、紙片に鉛筆で「自殺」と書きました。
     「Cがいなくなったら困るよ。僕らが活動してる楽しみがなくなっちゃうから」と伝え、撮り溜めた懐かしの画像を一緒に見ました。
     少し元気を取り戻し、「またね」と帰路に着きました。

    ■ハラハラと心配し見守り続ける

     生きづらさを抱えた子どもたちには「社会的支援」が必要だと言われます。
     でも、子どもたちが求めているのは、支援の対象になる前の、何気ない日常ではないかと感じます。
     子どもたちは、単に親からの不適切な養育や教師からの無理解な教育を受けているだけではなく、地域からも学校からも「排除」という「社会的虐待」を受けているように見えます。
     そして親や教師、指導者から欠点、苦手、短所を指摘され、改善を求められ続けます。
     結果として子どもたちは孤立無縁な状況に置かれます。
     私たちは子どもたち自身が居場所として選択してくれる場で、利点、得意、長所を見出し、持ち味に光を当てることができます。
     「明日」に希望を見出せず、自ら命を絶つ子どもがいます。
     同じような意味で取り巻く人の命を奪う子どもがいます。
     そうした中、子どもたちをハラハラと心配しながらも見守り続け、「地域の中で共に生きていく」という使命を果たしたいです。
     「また明日ね」という言葉を重ねるその先に、希望がきっとあると信じて。

    ■エピローグ-心温かい居場所

     「殺したいって言うか、ぶっ殺したいよね」。
     6年前、いつも笑顔を絶やさないY子が親に対する感情をこう吐露しました。
     不適切な養育環境にあったY子は、高校生のときから代表宅に同居。
     「冒険遊び場たごっこパーク」に参加すると持ち前の明るさで子どもたちの人気者になりました。
     Y子はある取材でこうふりかえります。
     「自分の境遇もあり、初めは子どもが嫌いでした。参加しているうちに、自分もいつかこんな心温かい居場所をつくりたいなぁと思うようになりました」。
     遊び相手を求める幼児、姉のように慕う小学生、思春期の悩みを語る中学生。
     Y子が失いかけた自己肯定感は、子どもたちに頼られることで回復しました。
     子どもにとっての生活環境とは、取り巻く人間関係に他なりません。
     人間関係が悪ければ、そこから逃れるためにある子は非行で、ある子は不登校で自己表現をします。
     Y子も中学時代は飲酒、喫煙、深夜徘徊を重ねました。
     温かな人間関係に出会いY子は今、子どもの居場所づくりに取り組んでいます。

    ■活動継続のために多少のご支援を

     これからも生きづらさを抱えた子どもたちにしてあげられることは、地域の中で何気ない日常を重ねるということだけでしかありません。
     これからもそれを重ねていくために、専属スタッフの最低限の生活保障がされたら嬉しいです。
     もう少し希望を言わせてもらえると、「おもしろ荘」として運営している借家の家賃(5万円)と光熱水費がなんとかなるとさらに嬉しいです。
     フェイスブックで毎日、子どもたちと重ねあう日常を記しています。
     活動に共感いただけましたら、多少のご支援をいただけると嬉しいです。
     よろしくお願いします。

    予算使途の内訳

    専属スタッフ2人の人件費
    過去9年、一貫して2人合わせて年収1,788,000円(月149,000円)です。
    子どもの居場所に活用している借家の家賃・光熱水費
    家賃50,000円+光熱水費約10,000円

    チャレンジを作成する

    この団体の取組のためにファンドレイズ(寄付集め)を開始する

    • お気に入りに登録
      マイページに追加され、
      NPOからメッセージが届きます。
    • 下方のHTMLコードをコピーして、あなたのWebサイトやブログに用途に あわせて様々な形のプロジェクト概要を表示して応援しよう!

    寄付先の団体情報

    ゆめ・まち・ねっと

    http://www.h6.dion.ne.jp/~playpark/

    表面的活動はネット公開のとおり、遊びを中心に子どもたちが生き生きと暮らせる環境づくりです。その中で心が折れかかった子どもたちと出会います。そうした子どもたちに寄り添い、何もしてあげられないけど、地域の中でハラハラと心配しながら、見守り続けることだけは真摯に取り組んでいます。

    任意の金額で寄付する

    ※寄付は500円からできます。

    1,000寄付によるギフト

    代表コラム集第1巻

    代表の渡部達也が静岡新聞、読売新聞、日本教育新聞で連載したコラムをまとめたものです。

    現在の寄付人数 : 0

    配送予定日 : 10日以内にお届けする予定です

    配送可能地域 : 国内のみ配送可能

    購入可能期間 : 2014/03/06 22:00 ~

    2,000寄付によるギフト

    代表コラム集第1巻・第2巻セット

    第1巻に続き、第2巻は読売新聞、日本教育新聞で連載しているコラムを追加でまとめたものです。

    現在の寄付人数 : 2

    配送予定日 : 10日以内にお届けする予定です

    配送可能地域 : 国内のみ配送可能

    購入可能期間 : 2014/03/06 22:00 ~

    5,000寄付によるギフト

    活動紹介DVDと代表コラム集第1巻・第2巻セット

    活動紹介DVDには、「冒険遊び場たごっこパーク」や「子どものたまり場おもしろ荘」が紹介されたテレビ映像や主催した研修会での代表と講師(児童精神科医・佐々木正美先生、田中康雄先生)との対談などを収録しています。

    現在の寄付人数 : 2

    配送予定日 : 10日以内にお届けする予定です

    配送可能地域 : 国内のみ配送可能

    購入可能期間 : 2014/03/06 22:00 ~

    10,000寄付によるギフト

    「おもしろ荘」無料宿泊券とDVD、コラム集第1巻・第2巻

    「おもしろ荘」は静岡県富士市の市街地にあります。
    世界遺産登録された富士山観光の拠点としてご利用ください。

    現在の寄付人数 : 1

    配送予定日 : 10日以内にお届けする予定です

    配送可能地域 : 国内のみ配送可能

    購入可能期間 : 2014/03/06 22:00 ~