【GD17】被災地の子ども達を馬の力で元気にしたい! の詳細

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ホースセラピー(馬の力で心と体をケアする)により多くの被災地の子どもたちを元気にします。 岩手沿岸部では、3000名の以上の小中高生がケアを必要としています。 この地域には、元々馬と共に暮らす文化がありました。馬を主軸に「被災地の子どもケア」、「地域の馬文化再生」、「復興後の地域を担う人材育成」を同時に進めていきます。

被災地で、感情を抑え込む子どもたち 〜約7人に1人が、ケアが必要〜

6年以上経過した今も、岩手沿岸部で3,313人の子どもにケアが必要

6年以上経過した今も、岩手沿岸部で3,313人の子どもにケアが必要

三陸駒舎の黍原です。私は、2013年から岩手県釜石市で復興まちづくりの活動を開始しました。仮設団地で子どもの居場所づくりに携わった際に、子どもたちの様子がとても気になりました。周りに十分に遊べる場がなかったり、防音が良くない住環境からか、子どもたちは無意識に感情を抑え込み、大人の目線を気にしながら遊んでいました。「居心地の悪い地域で育った子どもたちは、興後の地域を担いたいと思うのだろうか?」と疑問に感じました。
実際に、3,313人の子ども達が、優先的に教育相談が必要であるという調査結果が岩手県教育委員会から発表されています。(沿岸市町村の児童生徒の13.3%、平成28年度「心とからだの健康観察」の集計結果より)また、学校現場から子どもたちの自己有用感の低下を感じているという声も耳にしました。
震災後には、多くのボランティアが訪れたり、地域外から支援団体も入ってきたり、子ども支援に活用できる助成金等も多くありましたが、震災から6年以上が経過して、その数は大きく減少しています。

馬に負けた?! 〜子どもケアで、人間は馬の力には、かなわない〜

馬に出会って、すぐに子どもたちが解放されていく

馬に出会って、すぐに子どもたちが解放されていく

継続的かつ効果的な子どもケアの必要性を感じていたところに、出会ったのがホースセラピーでした。最初は、試験的に1週間だけ馬を連れてきて、仮設団地や保育園などで馬とのふれあいのプログラムを実施しました。
馬と子どもたちが出会うと、みるみる子どもたちの心とからだが解放されて、元気になっていきました。私たち人間がケアするよりも馬にやってもらった方がいい、この地域には馬が必要だと強く感じました。

■癒やしだけではない、次世代を育成する馬の力
馬は、世界的にみると様々な場面で導入が進んでいて、例えばドイツでは保険適用でホースセラピーが認めれています。他にも企業の役員クラスのリーダーシップやコミュニケーションのトレーニングにも馬が活躍しています。馬とのふれあいによって、非認知能力や主体性を引き出したり、自己肯定感や自己有用感(自分は役に立つ存在であるという感覚)を向上させたりすることにもつながります。
馬は、子どものケアと同時に復興後の地域を担う次世代の育成にも活躍できます。

馬で地域の文化再生に 〜より良い地域を次世代に手渡す〜

地元の方は、馬に出会うと「懐かしい」と過去の馬と共に暮らしていた記憶を語り出す

地元の方は、馬に出会うと「懐かしい」と過去の馬と共に暮らしていた記憶を語り出す

もう一つ地域に馬が必要だと感じた理由があります。それは、つい数十年前まで「南部曲り家」という建築様式で馬を人と同じ屋根の下で大切に飼っていた文化がありました。今でも、馬と共に暮らしていた曲り家がたくさん残っています。
地域に初めて馬を連れてきたときに地元の方から「懐かしい」という声とともに、過去の馬と暮らしていた様子を語り始めました。馬と共生する文化を再生させれば、地域の足元にある歴史・文化や自然と共生する知恵・技がつながり、地域の新たな魅力を生み出し、馬の堆肥を地域の農業に活かしたり、馬で田畑を耕したりと持続可能な地域づくりにも発展できます。

地域の人々が地域に誇りを感じていなければ、子どもたちは受け継ぎたいと思いません。「地域の馬文化の再生」によって、地域が誇りを取り戻し、馬の力による「被災地の子どもケア」と「地域を担う次世代の育成」を進めていくことで、より良い地域を次世代に手渡す心の復興を成し遂げることができます。

【活動の課題】ホースセラピーの活動が十分に広まっていない

ホースセラピーをもっと多くの子どもたちに届けたい!

ホースセラピーをもっと多くの子どもたちに届けたい!

このように馬が地域に存在することは、地域の未来を切り拓く大きな力になるのですが、課題もあります。ホースセラピーがあまり認知されていないということです。
先に述べたように、ケアの必要な岩手沿岸の子どもは、小中高生だけで3000人以上いると言われています。しかし、ホースセラピーという取り組みは、まだあまり知られていないため、まだ一部の子どもたちにしか届けられていません。

さらに、震災後に生まれた子どもについてもケアが必要という調査結果が2017年春に発表されました。(文科省研究班の発表。母親のストレスが影響、子どもの認知機能の遅れの疑い、問題行動の割合が高い。)先の3000人という数値は、未就学児は含まれていないため、ケアの必要な子どもたちは、もっと存在しているといえます。阪神淡路大震災の事例でも示されていますが、子どもへのケアの必要性は長期化すると子ども支援の専門家から指摘されています。東日本大震災から6年以上が経過していますが、まだまだ子どもたちのケアが必要です。

【寄付で実現したいこと】もっと多くの子どもをホースセラピーで笑顔にしたい

復興後の地域を担う次世代を育みます!

復興後の地域を担う次世代を育みます!

皆さまのご寄付で実施したい取り組みは3つあります。

(1) ホースセラピーの無料体験会の開催
被災地の子ども・親子を無料で招待(10回程度=約延150−200名)

(2) ホースセラピーのPR
ホースセラピーを知ってもらう広報ツール(動画、チラシ)の作成。ホースセラピーを広く知ってもらいプログラム参加へつなげる。

(3) 指導者・支援者の研修会の開催
専門家を講師として招聘。研修会テーマ:ホースセラピーのスキルアップなど。
目的:プログラムの質を高め、より効果的な子どもケアや人材育成へ。新たなサポーターの獲得。

これらの3つの取り組みを関連させながら進めることで、1回限りの消費型のイベント的な取り組みには終わらせません。ホースセラピーに対する理解を広め、ホースセラピーのノウハウを向上させることで、皆さまのご寄付を継続的な子どもケア・育成に活かしていきます。

馬と共に復興後の地域を担う子どもたちを育んでいきます。応援よろしくお願いします!


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