• 支援額

    245,000

  • 目標金額

    400,000

  • 支援数

    24

    ファンドレイザー

    0

  • 開始日時

    2019/04/26 18:00

    終了日時

    2019/06/30 23:59

  • 残り日数・時間

    受付終了

即時課金形式:All in

⟨All in 形式⟩このプロジェクトは目標金額の達成に関わらず、決済されます。
支援申込後のキャンセルはできません。

寄付控除なし
こちらのプロジェクトオーナーは寄付金控除対象ではありません。

芸術・スポーツ

教育

shelf「GHOSTS」中国4都市ツアー製作支援プロジェクト|演劇

20195-6月、shelfの代表作である「GHOSTS-COMPOSITION/IBSEN」(イプセン著『幽霊』より)を持って中国4都市(武漢、合肥、成都、上海)ツアー公演を行います

私たちTheatre Company shelf(一般社団法人shelf)は、今回の作品と同じ劇作家であるイプセンの代表作『Hedda Gabler』を持って昨年2018年の夏と秋との二度に渡って中国公演を行い、武漢新青年演劇祭、北京国際青年演劇祭、山東方峪村演劇祭などに公式招聘され、合計5都市村(武漢、南京、上海、北京、方峪村)を巡演、大きな成功を収めることが出来ました。『Hedda Gabler』は、現地メディアや劇評家、イプセン研究家からも非常に高い評価を受け、また観客も非常に多くの方々にご来場頂くことが出来、その結果として、この度、本年20195-6月に、「GHOSTS-COMPOSITION/IBSEN」(イプセン著『幽霊』より)を携えて三度目の中国ツアー公演を行う運びとなりました 

 

 

 

 

 

 

 

今回上演するイプセンの戯曲『幽霊』は、

ギリシャ悲劇にも比せられるイプセンの傑作戯曲です。三幕の家庭劇。愛のない結婚を否定しつつも、因襲的な観念に縛られて放縦な夫のもとに留まり、夫亡き後も家名を守るため偽善に終始してきたアルヴィング夫人。夫の偽りの名誉を讃える記念式典を前に、可愛い一人息子のオスヴァルが、病を患って帰ってくる。帰国した息子は夫人の召使いのレギーネを自分の伴侶にと望むが、彼女が他ならぬ彼自身の異母妹であることを知らされる。

 

 

 

 

親の犯した過ち。その償いをさせられる子。誰もが無自覚なままに繰り返される悲劇。―法や道徳、宗教への不敬、近親相姦や自由恋愛の擁護、性病など当時の社会ではタブーであった様々な題材を取り扱いながらも、近代以降の人間の精神の在り様に迫ります。

「わたしたちには取りついているんですよ、父親や母親から遺伝したものが。でもそれだけじゃありませんわ。あらゆる種類の滅び去った古い思想、さまざまな滅び去った古い信仰、そういうものもわたしたちには取りついてましてね、そういうものがわたしたちには、現に生きているわけではなく、ただそこにしがみついているだけなのに―それがわたしたちには追い払えないんです。」 (アルヴィング夫人)

 

古典や近代戯曲を上演するということはどういうことでしょうか

そのことにどんな意味があって、どんな価値があるのでしょう。さまざまな答えがあると思います。しかし私はここに一つの正解を提示したい。それはそれが常に“新しい”からなのです。どんな古典戯曲も、文学も、今この現代においてそれを読み直すときそれは常に新しい。これは比喩でも何でもありません。傑作や古典と称され今に遺っているテキスト=作品はすべてじっさいに新しい。例えばまさに、今回扱ったイプセンの『幽霊』という戯曲についても同じことがいえます。

一般に、戯曲『幽霊』において描かれる“幽霊”とは曰く、人間の因襲のことであると解されています。

私たちは日常、様々な慣習や常識、理性や、広くは文化、宗教、家族観といった社会制度、さらには歴史といった人間を後天的に規定する―しかしそのじつ実体のない―諸制度によって自己の精神と社会との関係を保っていますイプセンの“幽霊”は、しかしそこには実は何の根拠もないことを暴いてしまう。それらすべてを“幽霊”にすぎないと断じる。

私もそのような普通の、”古典的な”読み方をしていました。しかし今回、再演の機会を得て稽古をしているとそれが、一つひとつの台詞が、言葉が、今、目の前の俳優によって発せられるその度毎に全く新しく、且つ実に真に迫った迫力を持って身体の芯に響いてくるのです。

それはいったい、何故なのでしょうか? 単純な話なのです。今の自分たちを取り巻く環境、時代を少しでも考えてみると、この戯曲の題材は現代社会を生きる私たちにも通ずることであることが分かります。

昨今の私たちを取り巻く日本の、あるいは世界の各所で巻き起こりつつある過剰な(そしてアンバランスな)ナショナリズムの勃興と、あまりに安易であまりに性急な答えをばかり求めるポピュリズムの世界的な跋扈という時代の大きなうねりを目前にし、個人や集団が果たしてどのような有意なことを為し得るか。もしくは為し得ないか。あるいは、為すべきでないか。私たちは戯曲『幽霊』に対峙するとき、そのような問いに向かい合わざるを得なくなります。

と同時に、しかし今や世界のどこにも、自分の判断と行動の結果はもちろん、その影響が及ぶ範囲を正確に把握している人など政界、官邸や霞が関にはおろか財界にも、果たして一人も存在しないのではないだろうか、という考えも私の頭には浮かんでくるのです。

1,000分の1秒を競って入ってくる売り注文・買い注文をさばくという金融市場のコンピュータシステムがまさに象徴的であって、通常の感覚の人間には処理出来ないようなスピードと複雑さで市場が変動し、市場と複雑に連動した様々な社会のシステムが同様に猛烈なスピードで複雑な挙動を見せる。しかし、そもそもそのようなシステムを作ったのはいったい誰だったのか。私たち人間自身だったのではないのか。否、それこそが、現代を彷徨い、我々を支配する “幽霊” なのではないだろうか。

世界はじっさい複雑で、怪奇です。しかしだからといってそれを眼前にただ、目眩を起こして茫然と立ち竦むだけでいるなどと、それこそ人間の理性と感性に対する不遜で愚かな態度だと私は思います。だから私は考え続けるし、読み続ける。そして、作り続けるのです。そして読み直すのです。

逸脱しているように思われるかも知れません。ですが、これこそが私にとって確かな、古典を、今回でいえばこの戯曲『幽霊』を上演する意味であり、価値の話なのです。

 

このツアー公演の成功のために皆様からの寄付をお願いしたい

通常、著名な国際演劇祭や海外公演に招聘される場合、その渡航費は国内で公的な助成を得て行うことが多いです。しかし今回、この度のツアー公演については、招聘時期が近かったため、助成申請に必要な書類が十分に揃わず、国内の助成を得ることが出来ませんでした。そのため今回のプロジェクトでは、皆様からツアーメンバーの渡航費に相当する額を目標に寄付をお願いしたいです。

 

海外で公演を行うことについての大きな意義と、私たちshelfの活動理念について

"shelf"book shelf(本棚)の意です。

沢山のテキストが堆積・混在する書架をモチーフに活動を展開。俳優の「語り」に力点をおきつつ、古典、近代戯曲を主な題材として、私たちは舞台作品を制作し続けています。

書架には、多くの国や地域、様々な時代の作家たちによる多様なテキストが収集されています。 私たちは、私たち日本人も含め、斯様な多彩な文化を表象する書架をモチーフに活動を展開しています。そのことによって、自分たちとは価値観、言語や文化の異なる「他者」の存在をより身近に意識するために、古今東西のさまざまなテキストを使用し、積極的に国内外のアーティストと協働し、共同制作を行っています。

グローバリゼーションは皮肉なことにその発達の結果、個人と文化を現代社会のシステムの一部に変えてしまいました。私たちはすべての人間の尊厳を回復するため、あらゆる文化、歴史や言語の地域性(ローカリティ)を重視しています。そして私たちの活動の拠点である 劇場と劇場文化は、観客と作り手を問わず、すべての人々に包括的なコミュニティを提供できると考えています。

 

 

 

 

 

そして中国で公演を行うということについて

昨年、じっさいに現地に行ってみて強く感じたことなのですが、中国の現代演劇シーンは今、とても活況を呈していて、一昔前までは中国にはいわゆるインディペンデントの劇団や劇場は存在しなかったと言われていのが、今や多くの都市で、多くの若い演劇人やダンサーたちが精力的に自分たちの活動を展開しているという印象を受けました。

私は、中国で公演を行うこと、中国との国際的な交流を推し進めることの意義について、こう考えています。それは、西欧の辺縁(フリンジ)としてのアジアではなく、オルタナティブな価値観、世界観を生み出し得る、そんなポテンシャルのあるアジア圏での、アジア人同士の交流がもっと深まれば、そこには21世紀の文化芸術をアジア圏の文化芸術主導でリードしていく大きな可能性があるのではないか、と。

 

 

 

米中の貿易戦争が過熱する中、国家の安全保障ではアメリカと、経済関係では中国と、では政治外交のかじ取りは? というように、日本の立ち位置を難しくする問題としてそれが眼前に横たわっている今だからこそ、金融覇権とも国家の安全保障問題とも離れたところで、私たちのような芸術家が積極的に活動をして、民間レベルで、国際的な二国間(あるいはもっと大きなアジア圏での)交流の、東西のバランスを取って行くことに寄与出来る可能性があるのではないか。人間的な友人関係の構築に役立つのではないか、と私は信じています。

私たちの活動に対して、皆様からのご支援、ご声援を心よりお願い申し上げます。

プロジェクトオーナー
一般社団法人shelf

当法人は、演劇の持つ集団創作という特徴的な創造プロセスを通して、現代社会の孕む問題とその可能性を検証することを主たる目的とする。その目的に資するため、舞台公演の企画制作のほか、人材育成、コミュニケーションや表現に関するワークショップ等の実施並びに演劇に関する国際交流事業等を行う。

オーナーに問い合わせる
3,000
主催者からのサンクスレター
  • 受付期間
    随時受付
  • 申込数

    1 件

  • 数量

    無制限

  • 配送可能地域

    国内のみ発送可能

  • 発送日の目安

    6月下旬を予定

演出家、出演者らからのメッセージを添えた中国の絵葉書を送らせて頂きます。現地で購入しますので絵柄はどのようなものになるか現時点では未定ですが、出来るだけ現地の様子がわかるものを選ぶ予定です。

詳細を見る詳細を閉じる ギフト寄付をする
5,000
サンクスレター+サイトへのご芳名掲載
  • 受付期間
    随時受付
  • 申込数

    2 件

  • 数量

    無制限

  • 配送可能地域

    国内のみ発送可能

  • 発送日の目安

    6月下旬を予定

演出家、出演者らからのメッセージを添えた中国の絵葉書を送らせて頂くのに加え、当法人ウェブサイトへのご芳名を掲載させて頂きます。(ご本人ご希望の場合のみ)

詳細を見る詳細を閉じる ギフト寄付をする
10,000
サンクスレター+ご芳名掲載+オリジナルグッズ
  • 受付期間
    随時受付
  • 申込数

    4 件

  • 数量

    無制限

  • 配送可能地域

    国内のみ発送可能

  • 発送日の目安

    絵葉書、DVDとも6月下旬を予定

演出家、出演者らからのメッセージを添えた中国の絵葉書を送らせて頂くのに加え、当法人ウェブサイトへのご芳名を掲載させて頂くのと、(ご本人ご希望の場合のみ)、shelfが2014年にイプセンフェスティバルに招聘され、ノルウェー公演を行った際のドキュメンタリー映像(30分)と、その公演映像を含んだオリジナルDVDをご提供させて頂きます。

詳細を見る詳細を閉じる ギフト寄付をする
50,000
サンクスレター+ご芳名掲載+f国内1公演ご招待
  • 受付期間
    随時受付
  • 申込数

    1 件

  • 数量

    無制限

  • 配送可能地域

    国内のみ発送可能

  • 発送日の目安

    絵葉書の送付は6月上旬を予定、公演ご招待は1回(期限なし)

演出家、出演者らからのメッセージを添えた中国の絵葉書を送らせて頂くのに加え、当法人ウェブサイトへのご芳名を掲載させて頂くのと、(ご本人ご希望の場合のみ)ご希望の国内のshelf公演にご招待させて頂きます。(1回、期限なし)
なお2019年度は、12月にローラント・シンメルプフェニヒ作『AN UND AUS|つく、きえる』再演、京都・長野県上田市ツアー公演を予定しています。
※現地までの交通費、滞在費についてはご支援いただいた方ご自身でのご負担となりますことご了承下さい。

詳細を見る詳細を閉じる ギフト寄付をする
100,000
サンクスレター+ご芳名掲載+国内3公演ご招待
  • 受付期間
    随時受付
  • 申込数

    0 件

  • 数量

    無制限

  • 配送可能地域

    国内のみ発送可能

  • 発送日の目安

    絵絵葉書の送付は6月上旬を予定、公演ご招待は3回(期限なし)

演出家、演出家、出演者らからのメッセージを添えた中国の絵葉書を送らせて頂くのに加え、当法人ウェブサイトへのご芳名を掲載させて頂くのと、(ご本人ご希望の場合のみ)ご希望の国内のshelf公演にご招待させて頂きます。(3回、期限なし)
なお2019年度は、12月にローラント・シンメルプフェニヒ作『AN UND AUS|つく、きえる』再演、京都・長野県上田市ツアー公演を予定しています。
※現地までの交通費、滞在費についてはご支援いただいた方ご自身でのご負担となりますことご了承下さい。

詳細を見る詳細を閉じる ギフト寄付をする

支援内訳

  • 支援総額

    245,000

  • このサイトで集まった支援

    245,000

  • その他の支援

    0